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ちょっと必要があって、久しぶりにパラパラと読み返してみた。 発刊されて一年経ち、とっくにいろいろと論評されているので 多少こちらも慣れた感があるが、それでもところどころにドキリとする。
何かをうまくやるためには、それを愛していなければならない。ハッキングがあな たがやりたくてたまらないことである限りは、それがうまくできるようになる可能 性が高いだろう。14才の時に感じた、プログラミングに対するセンス・オブ・ワン ダーを忘れないようにしよう。今の仕事で脳味噌が腐っていってるんじゃないかと 心配しているとしたら、たぶん腐っているよ。
ポール・グレアム著、川合史朗訳 「素晴らしきハッカー」 『ハッカーと画家』オーム社、2005年、237頁。
14、5才のころだったろう。BASIC に飽き足らず、 Z80 のニーモニック変換表を片手に 紙と鉛筆でいわゆるハンドアセンブルをしていた。 磨くという英単語は コンピュータゲームで覚えた。 maxell UD II の 46 分テープに、A 面、B 面それぞれ一曲ずつのみ何度もダビングしたりして、ひたすら聞いた。 学校では授業中、図書室で借りた本を読んでばかりいたため、 図書室担当だった国語の教師からあなたにはもう貸さないと叱られてへこんだ。 (N 先生ごめんなさい。) 何人かの友達を失い、何人かの友達を得た。 記憶が定かでないがおそらく成績は落ちた。 似たような子は今でもたくさんいるのだろう。
意味などない。やりたくてやったというよりは、 やらねばならなくてやったように思う。 いけない子だ。しかしそれが結果的に許されてしまった環境に恵まれた。 もちろん、こんなことしてばかりではいられるはずもなかった。 彼の 14 才はどんなだったろう……。 センス・オブ・ワンダー。ひとまずは素敵な言葉だ。 脳みそが腐らないよう、風通しには気を付けよう。
2006/03/11 (Sat) 00:12 | タグ: book | 固定リンク
『ユリイカ』 最新号 (10月号) は「攻殻機動隊」特集だ。 マトリックス特集と合わせて読もう。 私のよく利用する図書館だと『ユリイカ』は最新号を含めてすべて閉架にある。 人気がないのか、別の事情か分からないが、これは面倒な反面、 まず必ず読めるということでもある。喜んでおこう。 ちなみに次号11月号の『ユリイカ』の特集は「文化系女子カタログ」。うむ。 次号11月号の『現代思想』の特集は「マルチチュード」だ。
追記: 私のよく利用する図書館でも『ユリイカ』は数ヵ月分開架で 利用できるようになっていた。 以前『ユリイカ』が開架で見つからない気がしたときがあって、 職員の方に尋ねたら閉架にありますとのことだったが、今は開架で利用できる。 しかし、事情があって最新二ヶ月分はその図書館では利用できないようだ。 最新号は別のところで読もう。
2005/09/29 (Thu) 11:12 | タグ: book | 固定リンク
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第一次大戦への米国参戦を決定づけた暗号をめぐる駆け引き、 太平洋戦争中に米軍で利用されたアメリカ原住民ナヴォホ族の言語による暗号、 ヒエログリフや線文字 B といった失われた古代文字の解読など、歴史や国際関係 といった観点からも面白い。というより歴史や国際関係という観点からこそ読んで おいた方がいいと言うべきか。 歴史上暗号利用における優勢は戦略的に相当に重要だったのだから。
また、暗号が解読されてもそのことは秘密にされてきたこと (解けないと言わ れていることに安心しちゃダメ)、強固そうな暗号が人を安心させるとともに思わ ぬ落とし穴になること (背後にも気を付けよう)、暗号自由化の問題は大衆が恐れ るのが政府なのか犯罪者なのかによって揺れるであろうこと (自由の管理は誰の手 に?)、などに関する話題も興味深かった。ただ、注や参考文献一覧がないのは原著 もそうなのかもしれないけど残念。
今さらだけど、暗号規制とセットになっていない 通信傍 受法って実際の成果はどうなっているのかな。 調べてみるとその第二十九条に従って傍受に関する公表 (例) がされているが、これだけでは当該被疑者の検挙が 傍受の成果なのかどうかはちょっと分からない。 また傍受した内容が暗号だった例があるのかについても分からない。 なお、傍受した通信が暗号で解読できない場合は、 第二十二条第二項第二号によってその通信の内容は記録されるけど、 その記録は第二十九条の公開項目からは外されている。 うーん。いずれにせよ 通信傍受法は将来の暗号規制の布石としても 必要な一段階ということなんだろう。
外国語による通信又は暗号その他その内容を即時に復元することができない方 法を用いた通信であって、傍受の時にその内容を知ることが困難なため、傍受すべ き通信に該当するかどうかを判断することができないものについては、その全部の 傍受をすることができる。この場合においては、速やかに、傍受すべき通信に該当 するかどうかの判断を行わなければならない。
犯罪捜査のための通信傍受に関する法律 第十三条第二項
現在一般的な暗号は少なくとも速やかに解くことはできないけど……。 結局布石ということなら、暗号を使わない普通の人にとっては、 相対的に今はより損な段階だということか。
2005/02/19 (Sat) 22:34 | タグ: book | 固定リンク
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それがどうした。しかし確かに知識人は信用してはならない。
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W氏から教わる。森巣博がテッサ・モーリス=鈴木のパートナーとは……。
2004/06/24 (Thu) 00:03 | タグ: book | 固定リンク
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棄てるべきか、取っておくべきか。 個人としては棄てるけど、 研究者としては 棄てて欲しくないと勝手ながらに思う。 うむ。
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終末医療に携わり、死生学への扉を開いたキューブラー・ロスの自伝。 生死のうち生という片面しか見てないということは、死はもちろん生さえ も見えていないのかもしれない。
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神聖化されてしまったガンジーの意外な実像を紹介。 ガンジーの「おいおい」という面には少々驚く。
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失われつつある師弟というテーマに 私のなじんだ世界とは異なる角度から紹介。 世の中にはいろいろな師弟関係があるようだ。
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最初に『2001年宇宙の旅』関連の論考を読んだのは『SFマガジン』だったかな。 2ch で話題になった「 月面のモノリスは偽造!フロイド博士驚愕の告白!」スレッドも紹介。 第 27 回日本スタインベック学会でうちの大学にいらしていたとは…。
2003/10/29 (Wed) 02:08 | タグ: book | 固定リンク